こんにちは!きよひげです!
映画「セッション」のご紹介・感想です!
アカデミー賞助演男優賞を受賞したJ・Kシモンズが怪演をみせた本作!
監督は「ラ・ラ・ランド」に続く長編監督2作目となる弱冠28歳のデイミアン・チャゼル。
一見ジャズ映画に見えるが、魂をぶつけあう格闘技のような映画です。
衝撃のラストは圧巻の一言!
じわりじわりとこの映画の良さが観終わった後にやってくる不思議な映画です。
ショーゲキ度 | (3.5 / 5.0) |
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おすすめ度 | (3.5 / 5.0) |
ショーゲキ区分 | 余韻 |
『セッション』の基本情報
予告
主要レビューサイト
Filmarks | (4.0 / 5.0) |
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Yahoo!映画 | (4.0 / 5.0) |
映画.com | (4.0 / 5.0) |
作品情報
公開 | 2014年 |
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原題 | Whiplash |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | デイミアン・チャゼル |
上映時間 | 107分 |
概要
「スパイダーマン」シリーズなどで知られるベテラン俳優のJ・K・シモンズがフレッチャーを怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。監督は「ラ・ラ・ランド」に続く長編監督2作目となる弱冠28歳のデイミアン・チャゼル。
『セッション』のあらすじ
【完璧】を求めるレッスンは常軌を逸し、加速していく―。
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…。
引用元:映画『セッション』公式サイトより
『セッション』の感想
物語の主軸は2人だけ
- 生徒:ニーマン
- 鬼教授:フレッチャー
この2人だけで物語がすすみます。
あとは誰かいたっけ?ってくらいにしか記憶なし。
鬼教授:フレッチャーはスパルタを極めている!
投げるのはチョークではなくイス!
態度の悪い生徒がいたらチョークを投げる先生っていました?
実際にいるのかわかりませんが、なんとなくのイメージでチョーク投げますよね。
フレッチャーはそんな生ぬるいことしません!
ぶん投げるのはイスなんですよ!
間一髪主人公はよけるんですが、怖いのはその後のセリフ!
怒鳴るかと思いきや、ゆったりした口調で、
「なんで椅子が飛んできたかわかるか?」
こ、怖すぎる。。。
絶対関わっちゃダメなやつですね。
暴力・罵声・差別用語は日常茶飯事
出来なければビンタ!罵る!は当たり前。
あげく深夜2時まで特訓をさせ、朝5時集合させるという鬼畜っぷり。
最大の異常っぷりは、
主人公が大事なコンサートに向かっている途中に交通事故起こしてしまう。血まみれになった状態でなんとかたどり着いたのはいいが、鬼教授は「大丈夫か?」の声もかけずにそのまま演奏させてしまう。
現日本では完全にアウトな指導ではあるが、あくまでフィクションの中で考えた場合、
音楽に対しての熱意が凄まじい。
50代の教授1人に対してジャズグループ20代の男性達が逆らわないのも、教授の音楽に対しての熱意が「絶対的な存在」として、そうさせているに違いない!
たまに見せる1ミクロンのやさしさ
ずーっと鬼の状態ではない、オフの時もある。
オフに見せる優しい口調や少女にみせる少しの笑顔が1ミクロンの優しさなのである。
ほんとは良いやつなのか?と勘ぐってしまうが、練習が始まるといつもの鬼へ。
緩急が激しい対応に主人公や我々も困惑します。
この1ミクロンの優しさが伏線となってラストの結末に向かっていく訳ですね。
主人公:ニーマン(一流ドラマーを夢見る生徒)
主人公も鬼教授に負けず劣らずのクズっぷりを発揮しているんです。
時間にルーズ
ここぞってときに度々遅刻するんですよ。
夜遅くまで練習させられてますからね〜
って、そんな言い訳が鬼教授にきくわけありません。
あの鬼教授がいたら遅刻しないですよね、普通。
被害妄想
彼女に別れを告げるんですけど、
その理由がすごい!
- 音楽に専念したいからもう会えない
- 会えないことをネチネチ君は言う
- だから別れよう!
と、被害妄想しまくり。
彼女もさすがに「何様?」と怒り口調に。
そりゃそうでしょw
別れて正解ですね〜
それでもドラムに専念したい!って執念はガンガン伝わりました。
ドラムに関しては無垢なんでしょう。
鬼教授フィッチャー役:J・K・シモンズ
本作品、2015年開催の第87回アカデミー賞にて助演男優賞・編集賞・録音賞の3部門受賞。
注目すべきは助演男優賞。
助演男優賞ほぼ独占
アカデミー賞を筆頭に世界の映画賞の助演男優賞部門を独占している!
その数なんと32!
鬼教授フレッチャーを演じたのはサム・ライミ版「スパイダーマン」の新聞編集長でおなじみJ・K・シモンズ。
鬼教授フィッチャーの信条が本作のキモとなるのですが、文字どおりの鬼気迫る演技で魅了し、それを見事に成立させている。
映画賞を独占したのも納得!
評価が真っ二つに分かれる
音楽に精通してる人とそうでない人との意見で真っ二つに分かれてます。
だそうです。
本作品、楽器壊しまくるんですよ!
演奏中にしょうがなく壊れる、じゃないですよ。
殴る!蹴る!投げる!
狂気を演出している為なのですが、音楽に精通している人から見たらちょっとどうなの?って感じですよね。
楽器を愛してる人はその点注意して観てください。
ここから本作のネタバレになるような内容が含まれます。
作品を未鑑賞の方はお気をつけください。
到達 〜9分19秒の演奏〜 ※ネタバレあり
衝撃の結末を強く感じたい方は絶対にクリックしないでください!
まとめ
ジャズ映画?って思ってた方、全然違いますからw
格闘技映画です!
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
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